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音楽制作に関してまるっと解説|DTMとは?外部依頼は可能?

NORDIO 編集部
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音楽制作
2025.09.03
NORDIO 編集部

音楽制作に関してまるっと解説|DTMとは?外部依頼は可能?

音楽を聴くだけでなく、自分で作ってみたいと感じたことはありませんか? 趣味として楽しむ方からプロを目指す方まで、今や誰もが音楽を制作できる時代です。この記事では、音楽制作の基本から具体的なステップ、必要なツール、さらには外部に依頼する選択肢まで、幅広く解説していきます。音楽制作の第一歩を踏み出すためのガイドとして、ぜひご活用ください。

そもそも音楽制作とは何を指す?

音楽制作とは、作詞・作曲からレコーディング、ミキシングなど音楽が完成するまでの工程全体を指します。自身が作ろうとする音楽によって、レコーディング作業やミキシング・マスタリング作業を省くこともあります。

DTMとは?

DTMとは「Desk Top Music(デスクトップミュージック)」の略で、パソコンやタブレットを使って音楽を制作すること全般を指します。かつては高価な機材が必須でしたが、現在ではパソコンと専用のソフトウェアさえあれば、自宅の机の上で本格的な音楽制作が可能です。楽器の演奏経験がなくても、打ち込みという方法でドラムやベース、ピアノなどの音を入力できるため、誰でも手軽に始められます。

音楽制作と楽曲制作の違いは?

音楽制作と楽曲制作の違いを表す。音楽制作は、楽曲制作とミキシング/マスタリングを合わせたもの。
音楽制作と楽曲制作の違いを表す。音楽制作は、楽曲制作とミキシング/マスタリングを合わせたもの。

「音楽制作」と「楽曲制作」は混同されがちですが、厳密には少し意味合いが異なります。楽曲制作は、メロディやコード進行、歌詞といった「曲の骨組み」を作る段階を指し、具体的な楽曲を作るプロセスに焦点化されています。一方、音楽制作は、楽曲制作で生まれたアイデアを元に、ボーカルのレコーディング、楽器の録音、各トラックの音量や音質を整えるミックス、CDとして聴ける状態に仕上げるマスタリングなど、音源を完成させるまでの全工程を含むより広い概念です。

曲を構成する6つの要素

曲は、主に「イントロ」「Aメロ」「Bメロ」「サビ」「Cメロ」「アウトロ」という6つの構成要素から成り立っています。 イントロは曲の導入部分で、聴き手の興味を引きつけ、これから始まる曲の世界観を提示する役割を担います。Aメロは物語の導入部分にあたり、聴き手に情景を伝える部分です。Bメロはサビへの橋渡しとして、曲の盛り上がりを徐々に高めていく役割があります。 サビは曲の中で最も印象的な部分で、多くの人に覚えてもらうための重要なパートです。Cメロは曲の途中で雰囲気を変え、聴き手に新鮮な印象を与えることで、サビをより引き立てます。アウトロは曲の締めくくりであり、余韻を残して聴き手に深い印象を与えます。これらの要素を組み合わせることで、曲に物語性を生むことができます。

しかし、これらの構成要素があくまで一般的であるというだけで絶対的なものではありません。音楽のジャンルや年代によっても変わります。特に最近は長いイントロを好まないリスナーも増えているので、イントロを省く楽曲も増えています。

音楽制作のステップ|初心者でも音楽制作は可能?

音楽制作の6つのステップ。1. コードやメロディを作る、2. 1で制作したものを装飾する要素を加える、3. 構成/展開を考える、4. アレンジ、5. レコーディング、6. ミキシング/マスタリング

結論から言うと、初心者でも音楽制作は可能です。基本的には、以下のステップを順に踏んでいけば、あなただけのオリジナル曲を完成させられます。

しかし、ここで紹介するステップはあくまで基本的なものであるということに留意してください。現代は、制作のステップも多様化しており、音楽ジャンルや制作の環境に応じて順番が前後したり手法が異なったりします。

例えば、ヒップホップなどリズム主体の音楽はまずビートを作ったり、買ったりした後にメロディを載せるというパターンもあります。

このように、音楽制作のステップは様々なので、ここで紹介するものはあくまで一例です。では、それぞれステップの具体的な内容を見ていきましょう。

1. コードやメロディーを作る

音楽制作の最初のステップは、曲の核となる部分、つまりメロディーやコード、歌詞といったアイデアを形にすることです。ここでは、伝えたいメッセージや曲の雰囲気をイメージしながら、鼻歌を歌ったり、楽器でコードを弾いてみたりして、曲の骨組みを作ります。この段階で完璧なものを作る必要はありません。まずは思いついたアイデアを自由に表現することが大切です。

2. 1で制作したものを装飾する要素を加える

曲の骨組みができたら、それに装飾を加えていきます。ドラムのリズム、ベースライン、ピアノの伴奏など、メロディーやコードを引き立てるためのパートを考え、肉付けしていく作業です。この段階で曲に奥行きや厚みが生まれ、聴き手の印象がより豊かなものになります。

3. 構成、展開を考える

このステップでは、曲の全体像を組み立てていきます。イントロで始まり、Aメロ、Bメロ、サビと続き、アウトロで終わる、といった曲の構成を考えます。どこで盛り上げて、どこで落ち着かせるか、ストーリー展開を意識することで、聴き手を飽きさせない魅力的な曲に仕上がります。

4. アレンジ

アレンジは、これまでのステップで考えた要素を、どのような楽器で、どのような音色で鳴らすかを具体的に決める工程です。構成、展開を考え曲として形になり始めたら、全体を見渡して、アレンジしたほうがいい場所を考えます。例えば、同じメロディーでも、アコースティックギターで弾くのか、エレキギターで弾くのかによって、曲の雰囲気は大きく変わります。また、ストリングス(弦楽器)やシンセサイザーなどの音色を加えて、曲の世界観を広げることもできます。

5. レコーディング

アレンジが完成したら、実際に音を録音していきます。ボーカルや生楽器をマイクで録音したり、パソコンで打ち込んだ音源を調整したりする作業です。この段階で、いよいよ曲が音源として形になっていきます。録音する環境や機材によって音質が変わるため、こだわるほどプロフェッショナルなサウンドに近づけることができます。

▼こちらの記事で「レコーディング」について詳しく解説しています。ぜひご覧ください。

https://nordio.jp/making/music_distribution_recording

6. ミキシング、マスタリング

最後のステップは、ミキシングとマスタリングです。ミックスでは、録音した各楽器の音量や音質を調整し、全体的なバランスを整えます。そしてマスタリングで、ミックス後の音源をさらに調整し、音圧を上げて市販の音源と遜色ないクオリティに仕上げます。これらの最終工程を経て、一つの作品として完成します。

音楽制作に必要なツール

音楽制作には、基本的に以下の4つのものが必要になります。

  • 楽器
  • パソコン
  • 録音機器(オーディオインターフェース)
  • DAW

オーディオインターフェースとは、パソコンとマイクやギターなどの音響機器をつなぐための外部機器です。パソコンに内蔵されているサウンド機能よりも、高音質で音を取り込んだり、出力したりすることができます。

DAWとは、Digital Audio Workstationの略で、パソコン上で音楽を制作するためのソフトウェアを指します。音源の編集など様々なことを行うことができます。

パソコンやDAWソフトは、そのスペックによって音楽制作の快適さに関わってきます。以下、音楽制作におすすめのパソコンとDAWを紹介します。

音楽制作におすすめのパソコン

音楽制作には、ある程度のスペックを備えたパソコンが必要です。特に、多数の音源やエフェクトを同時に動かすため、メモリ(RAM)は16GB以上、CPUはCore i5以上、ストレージはSSDで512GB以上あるものがおすすめです。OSはWindowsでもMacでも、現在はどちらでも問題なく音楽制作が可能なので使い慣れている方を選ぶといいでしょう。

DAIV - mouse(マウスコンピューター)

DAIV公式サイト画像
クリエイターPC DAIV:https://www.mouse-jp.co.jp/store/brand/daiv/

マウスコンピューターは、クリエイター向けの高性能PCを幅広く提供しており、特に「DAIV」シリーズは、動画編集やDTMなど、クリエイティブな用途に特化して設計されているのが特徴です。

高性能なCPUやグラフィックス、大容量のメモリとSSDを搭載しているため、DTMソフトを快適に動作させることができます。豊富なカスタマイズオプションがあり、予算や用途に合わせて最適な一台を選べます。

GALLERIA(音楽制作向けモデル)- ドスパラ

GALLERIA公式サイト画像
GALLERIA 音楽制作向けモデル:https://www.dospara.co.jp/TC134

「GALLERIA」は、ドスパラのゲーミングPCブランドですが、その高い処理能力は音楽制作にも応用できます。音楽制作向けモデルが発売されており、発売前に複数のDAWソフトで動作検証がなされているため、DAWソフトとの相性が保証されています。また、このシリーズは複数の重いプラグインを同時に使用しても安定して動作するパワーが魅力です。高性能なCPUとGPUを搭載しているため、DTMだけでなく、動画編集など他のクリエイティブ作業もスムーズに行えます。

MacBook Air / Pro - Apple 

MacBook Pro公式サイト画像
MacBook Pro:https://www.apple.com/jp/macbook-pro/

Macは、音楽クリエイターに長年愛されてきた定番のパソコンです。特にApple純正のDAWソフトである「Logic Pro」との相性は抜群で、初心者からプロまで多くのユーザーに支持されています。普段からApple 製品に慣れ親しんでいる人は、この機種の方が扱いやすいかもしれません。

MacBook Air は初めてのDTM用PCとしてコストと性能のバランスが取れています。MacBook Proは、大規模なプロジェクトや、多数のプラグインを同時に使用するような高度な音楽制作にも対応できる、高い処理性能を備えています。

おすすめのDAWソフト|無料DAWソフトも紹介

上で述べた通り、DAWは音楽制作に必須のソフトウェアであり、音源の打ち込み、録音、編集、ミックスなど、すべての作業がこれ一つで完結します。プロ御用達の「Cubase」、初心者にも人気の「Ableton Live」など、様々なDAWソフトがあります。また、「Tracktion Waveform Free」など無料で使える高機能なソフトも増えており、まずはそれから始めてみるのも良いでしょう。これらのおすすめのDAWソフトについては、以下の記事で詳しく紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。

▼おすすめのDAWソフトについて詳しく知りたい方はこちら

https://nordio.jp/making/how_to_choose_daw

おすすめの音楽制作サイト&アプリ5選|無料で使用可能

パソコンだけでなく、スマホやタブレットで手軽に音楽制作を始めたい方には、様々なアプリがリリースされています。音源の打ち込みや編集が直感的に行えるアプリも多く、移動中やちょっとした空き時間にも作曲を楽しむことができます。また、ブラウザ上で行えるツールもあり、特に、わざわざソフトを購入してダウンロードするのがわずらわしかったりする初心者にとって便利なものとなっています。

Chrome Music Lab (サイト)

Chrome Music Lab 公式サイト画像
Chrome Music Lab:https://musiclab.chromeexperiments.com/

こちらはGoogleが提供しているツールであり、ピアノソフトやリズムマシンなど基本的な機能が搭載されています。まずはこちらで自分で考えた音を鳴らすという経験を詰んでみるという、音楽制作の入門に向いています。

BeepBox(サイト)

BeepBox公式サイト画像
BeepBox

シンプルで直感的なUIにより専門知識がなくても簡単に楽曲制作を体験することができます。また、ここで完成した音楽はURLで共有することができ、他人に簡単にアドバイスをもらうこともできます。

Garage Band (アプリ)

Garage Band 公式サイト画像
GarageBand:https://www.apple.com/jp/ios/garageband/

Appleが提供しているアプリであり、Apple製品上でのみ使用可能となっています。プロのサウンドパックが豊富に用意されており、「LIVE LOOPS」機能を使えば、まるでDJのようにループ素材を組み合わせて簡単に楽曲を制作できます。

Chordana Trackformer

Chordana Composer公式サイト画像
Chordana Composer:https://web.casio.com/app/ja/trackformer/index.html

鼻歌や気になった音階を打ち込むだけで、半自動で音源を作成することができます。もちろん、鍵盤で譜面を打ち込む通常の作曲も可能であり、楽器の種類も豊富です。これらを完全に無料で行えるので、初心者でも本格的な作曲を行うことができます。

▼以下の記事で、他にも作曲ができるアプリを紹介しています

https://nordio.jp/making/music_production_smartphone

AIが音楽制作をサポートしてくれるアプリ

Suno AI

Suno AI公式サイト画像
Suno AI:https://suno.com/home

Suno AIは、テキストプロンプトを入力するだけで、オリジナルの楽曲を自動で生成するAI作曲アプリです。音楽の専門知識がなくても、歌詞やジャンルを指定するだけで、ボーカル入りの完成度の高い曲を手軽に作成できます。

音楽制作を外部に依頼することも選択肢の1つ

「よりプロフェッショナルな音源が欲しい」「特定のジャンルに強いクリエイターを探している」といった場合は、音楽制作を外部のプロに依頼するのも有効な選択肢です。企業向けのCMソングやゲーム音楽、個人のオリジナル曲まで、幅広いニーズに対応してくれます。

自身の予算感や求めるクオリティに応じて制作会社を選ぶといいでしょう。また、制作会社によっては、特定のジャンルの音楽制作に強い会社もあります。自身が求めている音楽ジャンルに豊富な実績がある音楽制作会社を選ぶのもいいでしょう。

おすすめの音楽制作会社3選

株式会社フルハウス

株式会社フルハウス公式サイト画像
株式会社フルハウス:https://fullhouse-music.co.jp/

株式会社フルハウスは、アーティスト作品からアニメーション、映画、ショーなど幅広い支援実績を持つ音楽制作会社です。自社スタジオを保有しており、高品質な録音と仕上げが可能となっています。しかし、依頼費用が高価格帯に限定されているわけではなく、DTMを用いた低価格の制作から、本物のオーケストラによる演奏を交えた制作まで、クライアントの要望に幅広く応じた音楽制作を行うことができます。

株式会社ネクスト・デザイン

株式会社ネクストデザイン公式サイト画像
株式会社ネクストデザイン:https://www.nextdesign-jp.com/

株式会社ネクスト・デザインは、オーケストラ制作、ゲーム音楽、CM音楽など幅広いジャンルの音楽制作を行っています。最先端のプログラミング技術によるオーケストラ楽曲制作が特徴です。この最新技術によって、予算を大幅に抑えつつ、複雑で緻密なオーケストラ音源を再現することができます。また、制作した楽曲はクライアントに帰属するため、クライアントは制作した楽曲を用いて自由にマネタイズすることができます。

有限会社スーパーラブ

有限会社スーパーラブ公式サイト画像
有限会社スーパーラブ:http://supalove.com/

有限会社スーパーラブは、生音録音での制作に特化した音楽制作会社です。J-POP、アニメ、CMなど幅広いジャンルでの音楽制作に対応可能であり、これらを全て生音楽器の演奏と録音で制作します。自社内にレコーディングスタジオを持っており、楽曲制作からレコーディング、ミックス作業までワンストップで一貫して行うことができます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。音楽制作の基本的なステップから、制作に必要なツール、外部に依頼する場合におすすめの音楽制作会社まで紹介しました。この時代、便利なツールが豊富にあるので音楽制作は手軽に始めることができます。この記事が、少しでもあなたの音楽制作活動のお役に立てると幸いです。

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