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自作曲を配信してみよう!初心者向け音楽配信サイトの選び方と方法を徹底解説

NORDIO 編集部
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音楽プロモーション
2025.08.13
NORDIO 編集部

自作曲を配信してみよう!初心者向け音楽配信サイトの選び方と方法を徹底解説

自作した音楽を世界中のリスナーに届けるためには、どこでどうやって配信するのかを理解することが重要です。この記事では、「音楽配信を始める際に知っておくべき基本」と「主要プラットフォームの特徴と収益性」をわかりやすく解説します。これからアーティストとして活動したい人にとって、最適な配信方法を見つけるためのガイドとなるでしょう。


音楽配信の2つの方法

音楽配信には主に2つの方法があります。
ひとつはディストリビューションサービスを使って配信する方法、もうひとつは自分で直接配信する方法です。それぞれの特徴を理解して、自分に合った方法を選びましょう。

1. ディストリビューションサービスを利用する

Apple Music、Spotify、Amazon Music、YouTube Musicなどの主要ストリーミングサービスに一括で配信できる方法です。主要サブスクに自分の曲を配信する際は、ディストリビューションサービスは必須となります。

代表的なものは主に以下のサービスがあります。

  • TuneCore
  • DistroKid
  • CD Baby
  • LANDR
  • BIG UP!(エイベックス)

その中でも「TuneCore Japan」は、ディストリビューション業界の中でも非常に高いシェアを誇り、2021年時点で、世界中で35,000人以上のアーティストがTuneCoreを使用しています。
「TuneCore Japan」はサービス手数料が発生せずに、アーティストに100%の収益を提供する点が他のディストリビューションサービスとの違いです。

メリット/デメリット

メリット

デメリット


複数サービスへ同時配信
:SpotifyやApple Musicなど、複数のサブスクに一括で配信できる。


維持コストがかかる
:例:TuneCore Japanはシングル¥1,551~/年、アルバム¥5,225~/年

自動収益管理
:再生数に応じた収益(サブスク料・広告収入など)を自動で集計・分配してくれる。

利益配分型もある
:BIG UP!などの無料プランは収益の30%が手数料として引かれる。

リーチ拡大・プロ並の環境
:配信先でメジャーアーティストと同列に表示されるため、リスナーに届きやすくなる。

配信先の違いに要注意
:サービスごとに配信可能なプラットフォーム(DSP)が異なり、届く範囲に差が出る



ディストリビューションを利用することのメリットは、一度に複数のサブスクに配信ができ、広範囲のリスナーに届けることができます。
また、配信された音楽の収益(広告収入やサブスクリプション料)を自動的に集計・分配してくれるため、収益管理がしやすいです。

しかし、デメリットが2つあります。


1つ目は、コストがかかってしまうことです。
例えば、上記で説明した「TuneCore Japan」では、年間でシングルが¥1,551〜、アルバムが¥5,225〜の維持費がかかります。
売り上げがこれらの費用を上回らなければ、赤字になってしまいます。

また、エイベックス・グループが運営する「BIG UP!」のフリープランは初期費用無料だが、収益の30%が手数料として差し引かれます。


2つ目は、ディストリビューションによって配信できるサブスクが違うことです。
各ディストリビューションサービスは、それぞれが提携している音楽配信プラットフォーム(DSP: Digital Streaming Platform)にしか曲を配信できません。
つまり、「どのサービスを使うか」によって、あなたの曲が届く場所が変わります。

音楽配信を効率的に行うためには、これらの点を考慮して最適なディストリビューションサービスを選ぶことが大切です。


ディストリビューションについての詳しい内容はこちらの記事で解説しています。


2. 自分で直接配信する

SoundCloud、Bandcamp、YouTubeなど、アーティスト自身が直接アカウントを作成し、音楽をアップロードできるプラットフォームです。
サブスクとは違い、ディストリビューションを介する必要がないため、気軽に発信することができます。

代表的なものは主に以下のサービスがあります。

  • SoundCloud
  • Bandcamp
  • YouTube

メリット/デメリット

メリット

デメリット

初期費用がかからない:無料で始められ、コストを抑えられる。

リーチが制限される:サブスクに比べて多くのリスナーに届きにくい。

自由度が高い:公開タイミングや価格設定を自分でコントロールできる。

リスナーの発見が難しい:自分で宣伝しないと、リスナーに見つけてもらうのが難しい。

ファン層の形成や交流が可能:リスナーや他のアーティストとの交流が促進される。

管理が手間:全て自分で管理しなければならないため、手間がかかる。


自分で直接配信するプラットフォームは、初期費用をかけずに無料で配信することができます。サブスクとは異なり自由度が高いため、公開タイミングや価格設定などを自分でコントロールできます。

また、リスナーやアーティスト同士の交流が可能で、ファン層の形成やアーティスト間の共作の機会を生み出します。

デメリットはサブスクと比べてリーチが制限されてしまうことです。
サブスクで配信することによってメジャーアーティストと同列に表示されるため、リスナーに届きやすく、認知度が高まります。


しかし、自分で直接配信するプラットフォームでは、自分で管理しなければならないため、多くの人にリーチするためにはどのように利用するかが重要になります。


自分で直接配信できるプラットフォーム別特徴・使い方

このセクションでは、SoundCloud・Bandcamp・YouTubeといった代表的なプラットフォームの特徴と、実際に曲をアップロードする手順をわかりやすく解説していきます。

SoundCloud

SoundCloudは、世界中のアーティストが自分の音楽をアップロードし、シェアできる人気の音楽配信プラットフォームです。
特にインディペンデントなアーティストにとって、広く知られている重要なサービスの1つであり、無料で音楽を公開したり、ファンとの交流を深めたりすることができます。

SoundCloudはアーティストやリスナーがメッセージを送り合える点が他のプラットフォームにはない魅力です。

SoundCloudで曲を配信する流れは以下のようになります:

  1. 無料アカウント作成
    アカウントを作成し、プロフィールを設定します。

  2. 楽曲アップロード
    MP3ファイルをアップロードし、タイトルや説明、タグを設定します。

  3. カバー画像設定
    音楽のカバー画像を設定して、視覚的に印象を与えます。

  4. 公開設定
    音楽を「公開」「非公開」「限定公開」に設定できます。

  5. 収益化(日本を含む一部の国や地域では収益化されません。)
    SoundCloud Premierを利用すると、広告収益を得ることができます(1再生あたり約$0.002〜$0.004)。

※注意:日本での収益化はできません!

SoundCloudで収益を得るには、SoundCloud Premierに参加する必要があり、条件を厳しく限られた国や地域でしか行っておりません。
そのため、日本でSoundCloudを使う際は収入源にするのではなく、認知獲得やファンベースの構築に利用すると良いでしょう。


Bandcamp 

Bandcampは、アーティストが自分の音楽を販売できるプラットフォームです。
特に物販にも対応しており、アルバムやシングルだけでなく、グッズ(Tシャツ、ポスターなど)をファンに直接販売することができます。アーティストが自由に価格設定をできるのも特徴です。

他のプラットフォームではできないグッズ販売ができる点が魅力です。

Bandcamp で曲を配信する流れは以下のようになります:

  1. 無料アカウント作成
    アカウントを作成して、アーティストページを作ります。

  2. 「Add Album」でアップロード
    アルバムやシングルをアップロードし、曲名やジャンルを設定します。

  3. ジャケット画像の設定
    作品に合ったカバーアートを設定します。

  4. 販売価格設定
    価格は自由に設定できます(「Pay what you want」オプションも可能)。

  5. 物販対応
    物販(Tシャツやレコード)にも対応しており、ファンとのつながりを深めることができます。

※注意:積極的な宣伝が必要!

自分で集客する必要があり、SNSや他のプロモーション活動を積極的に行わなければ、音楽が見つけてもらえない可能性があります。

YouTube の使い方

YouTubeは、音楽ビデオやオーディオのみのトラックをアップロードできる最大の動画共有プラットフォームです。YouTubeには動画コンテンツが豊富にあるため、アーティストとしても視覚的な魅力を伝えやすいです。また、YouTube Musicを通じて音楽をストリーミング配信することもできます。

YouTubeで曲(動画)を配信する流れは以下のようになります:

  1. Googleアカウントでチャンネル作成
    YouTubeチャンネルを作成し、アーティスト名やプロジェクト名を設定します。

  2. 音楽のアップロード
    音楽を動画形式でアップロードします。音楽のみの場合は静止画を背景にすることもできます。

  3. タイトル・説明・タグ設定
    音楽の情報をしっかりと設定して、視聴者にアピールします。

  4. カバー画像(サムネイル)設定
    魅力的なサムネイルを設定して、視覚的に引きつけます。

  5. 収益化(条件を満たす必要がある)
    YouTube Partner Programに参加すると、広告収益を得ることができます。
    収益条件は、1,000人以上のチャンネル登録者、過去12ヶ月間で4,000時間以上の視聴時間、Google AdSenseアカウントの作成等。

※注意:動画を作成するコストがかかる!

YouTubeは上記2つのプラットフォームとは異なり、動画共有プラットフォームのため動画を作成するコストがかかる。
さらに、より多くの人に見てもらうためには動画の質を上げる必要があります。


各プラットフォームの収益性比較

プラットフォーム

収益単価(目安)

特徴

Apple Music

$0.01〜$0.02 / 再生

高音質・購読者層が多い

Spotify

$0.003〜$0.005 / 再生

レコメンド・発見性が高い

Amazon Music

約$0.01 / 再生

Prime会員リーチ可能

YouTube Music

低め(広告収益中心)

動画コンテンツ向き

SoundCloud

$0.002〜$0.004 / 再生

Premier Program経由

Bandcamp

販売額の90%

単品販売・物販対応


収益単価はプラットフォームによって大きく異なりますが、再生数が多いからといって必ずしも収入が多いとは限りません。
Bandcampのように販売形式がメインのサービスでは、1回の販売で高単価の利益を得ることも可能です。


一方で、SpotifyやYouTube Musicなどのストリーミング系は再生数の蓄積が重要です。
また、SoundCloudは収益化の条件が国によって異なるため、日本では主にプロモーション目的としての利用が推奨されます。どのプラットフォームを活用するかは、収益性だけでなく活動スタイルやファンとの関係性も考慮して選ぶことがポイントです。


初めて曲を配信するならこれ!

音楽配信を始めたばかりのアーティストにとって、コストを抑えながら音楽を配信することが重要です。
まずは、無料で配信することができるSoundCloud / Bandcampで配信することをおすすめします。

初心者向けおすすめ戦略:

  • 無料で始めたい → SoundCloud / Bandcamp

  • 販売収益を得たい → Bandcamp(価格設定自由・物販対応)

  • リーチを最大化したい → Spotify / Apple Music(要ディストリビューション)


プラットフォームごとの戦略ヒント

サブスクとは違い、自分のプラットフォームの使い方による比重が大きいです。
上記3つのプラットフォームを実際に使う時に考えるヒントになれば幸いです。

SoundCloud:音楽のSNSとして活用するべし!!

SoundCloudはアーティストやリスナーがメッセージを送り合えるため、直接リスナーの意見・感想を取り入れることができます。
また、アーティストやプロデューサーに対して直接SoundCloud内のDMを送り、自分の曲を聞いてもらったり共作を実現できたりします。

Bandcamp:ファンダムの構築として活用するべし!!

Bandcampはグッズなどの物販ができるため、オリジナル商品やライブチケットの販売を通してファンダムを築くことができます。
また、販売額の90%がアーティストの取り分となり、あなたのアーティスト活動の大きな収入源になります。

※ファンダムの構築についての詳しい内容はこちらの記事で解説しています。

YouTube:MVで視覚的にアプローチ!!

他のプラットフォームとは異なり、動画共有プラットフォームです。
そのため、MVによって視覚的に印象付けてファンにすることができます。

また、MVの視覚情報があなたの音楽の世界観を彩ります。



プラットフォーム

戦略ポイント

SoundCloud

コメント・リポストなど音楽のSNS的機能活用

Bandcamp

物販・投げ銭・直接販売に最適

YouTube

視覚的に魅せる工夫が重要(ビジュアル×音楽)


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まとめ:自分に合ったプラットフォームを戦略的に選ぼう

音楽配信プラットフォームは、あなたの音楽スタイルや目指すリスナー層、収益モデルに合わせて選ぶべきです。コスト、収益性、ユーザー層、機能の違いを理解し、最適なプラットフォームを戦略的に活用しましょう。



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