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NORDIO 編集部
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NORDIOの編集部です

Citizen DJとは?著作権フリーの宝庫を探る

NORDIO 編集部
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音楽制作
2025.07.01
NORDIO 編集部

Citizen DJとは?(https://citizen-dj.labs.loc.gov/)

世界中のクリエイターに開かれた革新的サービス

Citizen DJ(シチズンDJ)は、アメリカ議会図書館(Library of Congress)が提供する、
著作権フリーの音声素材を誰でも自由に使えるウェブサービス
です。

歴史的な録音から現代的なサウンドまで、膨大な素材が公開されており、
著作権の心配をせずに音楽制作・映像制作を行うことができます。

無料でここまで高品質な素材を提供するサイトは珍しく、
“音楽制作のハードルを下げた革命的プロジェクト”として、世界中のアーティストから注目されています。

教育機関での活用も推奨されており、次世代クリエイターの育成にも大きく貢献しています。


サンプリング素材の探し方とダウンロード方法

Citizen DJでは、キーワード検索やカテゴリー分類を使って、目的の音源を簡単に見つけられます。

  • キーワード検索:楽器名・ジャンル・年代などで絞り込み
  • カテゴリー検索:テーマ別・コレクション別に整理

見つけた素材は、ワンクリックで無料ダウンロード可能で、そのままDAW(Digital Audio Workstation)に取り込み、音楽制作に使えます。

商用利用にも対応しているため、制作した楽曲を販売したり、YouTubeなどにアップすることも可能です。
ただし、利用規約の確認とクレジット表記は必ず行いましょう。

初心者でも安心!使いやすいインターフェース

Citizen DJの魅力は、直感的でシンプルな操作性にもあります。

素材の検索から再生、シーケンサー操作、書き出しまで、
すべてブラウザ上で完結できるため、音楽制作ソフトがなくてもOK。

公式サイト内にはチュートリアルやFAQも用意されており、
初心者でも迷わずスタートできます。

また、コミュニティ機能もあり、世界中のユーザーと交流しながら学べるのも魅力です。


Citizen DJで始めるビートメイク:基本操作とテクニック

Citizen DJで始めるビートメイク:基本操作とテクニック

ブラウザ上で完結する直感的な操作体験

Citizen DJの最大の特徴は、ブラウザ上だけで完結するビートメイク環境です。
複雑なDAWソフトをインストールしなくても、インターネット環境さえあればすぐに始められます。

操作の流れはシンプルで、初心者でも感覚的に扱えます。

基本の使い方(ステップごとに解説)

  1. 素材を探す
     トップ画面で「Explore Sounds」または「Start Creating」をクリック。
     ジャンル・年代・楽器・ボーカルなどのタグで絞り込みができます。
     たとえば「drum」「jazz」「vocal」などを入力すると、関連する音源が一覧で表示されます。
  2. 音を試聴する
     サムネイルをクリックすれば即再生。テンポや雰囲気を確認しながら、気に入った音を選びます。
  3. シーケンサーにドラッグ&ドロップ
     気に入った素材をタイムラインに配置し、ループ再生でリズムを確認。
     複数の音を重ねていくと、簡単にビートの骨格ができます。
  4. テンポ・ループを調整
     テンポ(BPM)を変更したり、再生ループの長さを調整することで、自分の理想のリズムを作り上げられます。
  5. ミックスと書き出し
     完成したビートはWAVファイルとしてエクスポート可能。
     これをDAW(Logic、FL Studio、Abletonなど)に読み込み、さらに発展させることができます。

効果的なビートメイクのコツ

Citizen DJはサンプルの質が高いぶん、「どう組み合わせるか」で作品の完成度が変わります。
以下のポイントを意識することで、よりプロっぽい仕上がりになります。

  • リズムの“間”を大切にする
     音を詰め込みすぎず、空白(休符)を活かすとグルーヴが生まれます。
  • EQやパンを意識して配置する
     低音(キック)は中央、高音(ハイハット)は左右に振るなど、音の“居場所”を意識すると良いでしょう。
  • 素材をあえてローファイ化する
     Citizen DJの素材はクリアなので、あえて質感を落として味を出すのも効果的。
     外部DAWでローファイ系プラグインをかけると一気に個性が出ます。
  • ジャンルをまたいで組み合わせる
     ジャズ×ドラムンベース、クラシック×Trapなど、異ジャンルの融合が新しい発見を生みます。Cubase、Logic Pro Xなど外部DAWとの連携

シーケンサーで作成したビートは、WAVファイルとして書き出すことができて、
他の音楽制作ソフトに取り込んで編集することも可能です。

書き出したファイルをCubaseやLogic ProXなどの外部DAWに取り込み、さらに高度な編集を行うことも可能です。

外部DAWとの連携により、CitizenDJの可能性はさらに広がります。
CubaseやLogic Pro Xなどの高機能なDAWを使えば、Citizen DJで作成したビートを、より高いクオリティに仕上げることができます。

また、外部DAWを使えば、複数のトラックを自由に編集したり、ボーカルを録音したりすることもできます。
これにより、CitizenDJで作成したビートを、本格的な楽曲に発展させることができます。

CitizenDJは、外部DAWとの連携により、初心者からプロまで、幅広い層の音楽制作者にとって、有用なツールとなります。

※「DAW」についてより詳しく知りたいからは、こちらの記事をご覧ください。


CitizenDJを活用した楽曲制作のアイデア

Citizen DJを活用した制作アイデア集

1. ヒップホップの黄金期を再現

Citizen DJは、60〜90年代の貴重なサンプルも多数収録。
Public EnemyやJ Dillaのような“クラシックヒップホップサウンド”を現代に再現できます。
ドラムブレイクとジャズループを組み合わせれば、Boom Bapの雰囲気も簡単に再現可能です。

2. ワールドミュージックとの融合

世界各国の民族音楽サンプルも収録されているため、
日本の和太鼓×アフロビート×電子音…のようなグローバルミックスも自由自在。
SpotifyやYouTubeで人気の“ハイブリッド系サウンド”を作る出発点にもなります。

3. 映像・ゲーム・ポッドキャストへの応用

Citizen DJの素材は、効果音・BGM・ジングルとしても活用可能です。
特にポッドキャストや映像作品では、商用フリーの音源が重宝されます。
音量調整やループ設定も簡単なので、映像編集ソフトにすぐ組み込めます。

4. 教育・ワークショップでの活用

教育現場でもCitizen DJは注目されています。
子どもたちが「音を使って表現する体験」を通じて、
リズム感やクリエイティビティを学べるツールとして活用可能です。

プログラミング教育との親和性も高く、音楽×テクノロジーの入り口として最適です。


著作権・商用利用の注意点

基本は自由利用OK、ただし利用規約の確認が必須

Citizen DJで提供されている音源は、アメリカ議会図書館(Library of Congress)が所蔵するパブリックドメインや著作権満了作品をもとにしています。
そのため、基本的には自由に利用可能(著作権フリー)
ですが、すべての素材が「完全に制限なし」というわけではありません。

特に、以下の点を理解しておくことが大切です。

1. クレジット表記(著作表示)が必要な場合がある

一部の音源やコレクションは、利用時に出典の明記が求められることがあります。
たとえば、作品公開時に以下のような表記が必要なケースがあります:

“Sound source from Citizen DJ – Library of Congress”

YouTubeやSoundCloudなどに楽曲を投稿する際も、このようなクレジットを記載しておくと安全です。
クレジット義務がない素材でも、出典を明記することでトラブルを防止し、作品の信頼性を高める効果があります。

2. 加工・再配布の範囲は明確に定義されている

Citizen DJで配布されている素材は、個人の音楽制作・学習目的での利用が推奨されています。
一方で、素材そのものを再配布(例:サンプルパックとして販売)することは許可されていません。

つまり:

行為

許可されているか

自作ビートや曲への利用

✅ 可能

動画BGM・ポッドキャストでの利用

✅ 可能(クレジット推奨)

音源を加工して販売

❌ 禁止

素材をそのまま再配布

❌ 禁止

特に、「自分で加工した素材をサンプルパック化して販売する」などの行為は規約違反になるため注意が必要です。

3. 商用利用は可能だが、条件を事前確認すること

Citizen DJの素材の多くは商用利用可能です。
ただし、利用目的や公開方法によっては追加条件が設けられている場合もあります。

たとえば:

  • SpotifyやApple Musicなどの配信作品 → 原則OK(ただしクレジット推奨)
  • 映像作品や広告での使用 → 規約上の明示が必要なケースあり
  • アプリ・ゲームなどへの組み込み → 個別の確認を推奨

商用利用を前提に制作する場合は、各コレクションページの「Rights」欄や、Citizen DJの公式利用規約(Terms of Use)を必ず確認しましょう。

4. 著作権を尊重し、リスクを回避するためのチェックリスト

作品を公開する前に、以下の点をチェックしておくと安心です。

チェック項目

内容

☐ 音源の出典を記録したか

どのコレクションから使用したかメモを残す

☐ クレジット表記が必要か確認したか

コレクションページで確認

☐ 素材を再配布していないか

他者がダウンロード可能な形で配布していないか確認

☐ 商用利用の条件を満たしているか

動画広告・販売楽曲などの場合は特に要確認

このチェックを習慣化しておくと、法的トラブルを防げるだけでなく、
作品の信頼性が高まり、コラボやリリース時のやり取りもスムーズになります。

5. Citizen DJの理念:自由な創作と著作権の共存

Citizen DJは「古い音楽の再発見と再創造」を目的として生まれたプロジェクトです。
過去の音源を自由に再構築することで、新しい世代のクリエイターが歴史的文化資産に触れながら創作を行えるよう設計されています。

そのため、著作権を尊重しながら利用すること自体が、
Citizen DJの理念──「文化を次の世代に繋ぐ」──に沿った行為でもあります。


まとめ:Citizen DJで音楽制作の可能性を広げよう

CitizenDJは、無料で利用できる豊富な素材と使いやすいインターフェースで、誰でも気軽に音楽制作を始めることができる素晴らしいサービスです。
CitizenDJは、音楽制作を志す全ての人々にとって、かけがえのない存在となるはずです。

ぜひ、CitizenDJを活用して、あなただけの音楽制作の世界を広げ、音楽の楽しさを体験してください。

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