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NORDIO 編集部
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【初心者向け】ビート作成の始め方|無料ツール・作り方・構成パターンを徹底解説

NORDIO 編集部
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音楽制作
2025.10.16
NORDIO 編集部

音楽制作に興味はあるけれど、何から始めたらいいか分からず、不安に感じているアーティストの方も多いはずです。
安心してください。ビート作りは、専門的な知識がなくても、少しずつ挑戦できるクリエイティブな表現手段です。
無料のツールやスマホアプリを使えば、今日からでも自分だけのビートを形にすることができます。

この記事では、ビートの基本構造や作り方、必要な機材、初心者でも扱いやすいツールまで、一歩ずつ丁寧に解説します。
「聴くだけ」の日々から、「自分で作る楽しさ」を体感できるように、この記事があなたの一歩を後押しします。

ビート作成とは?音楽の“土台”を作るクリエイティブな作業

音楽の世界では、メロディや歌が注目されがちですが、曲を支える「土台」があることをご存じですか?それがビートです。

ビートはドラムやパーカッション、ベースなどで構成され、曲全体のリズムやノリを作り出します。言わば、曲の骨格。ここがしっかりしていると、他の楽器やメロディも生き生きと響きます。

ビートで曲の印象が決まる理由

ビートは、曲のテンポやグルーヴを決める重要な要素です。初心者の方は「自分にできるかな…」と不安に感じるかもしれませんが、少しずつリズムを組み立てていくことで、確実に形にできます。まずは小さなステップから始めて、「できた!」という感覚を味わうことが大切です。

ビートがしっかりしていると、曲全体の印象がぐっと引き締まり、ジャンルによっては曲の魅力を大きく左右します。たとえばヒップホップやEDMでは、ビートがなければ曲のリズム感が失われ、メロディも活きてきません。言い換えれば、ビートは曲の骨格であり、ここがしっかりしていることで他の要素も生き生きと響くのです。

ビートメイクと作曲の違い

作曲はメロディやコードを中心に曲を作る作業ですが、ビート作りはリズムやグルーヴを中心に音を組み立てる作業です。
「曲を作ってみたいけど難しそう…」と思う方も多いかもしれませんが、ビート作りから始めれば、少しずつ音楽制作の感覚を身につけられます。

ビート作りは「自分のリズムを表現する」体験でもあり、完成したビートを聞くことで、自分の音楽が形になった喜びを実感できます。この記事を読み進めながら、あなた自身のリズムを見つける第一歩にしてみてください。

ビート作成の基礎知識

ビート作りを始めるにあたっては、まず必要な機材やソフトを知っておくと安心です。「何を揃えればいいのか分からない…」と不安に思う初心者の方も多いと思いますが、心配はいりません。最低限の環境から少しずつ挑戦していけば、無理なくステップアップできます。

パソコン・スマホでのビート作り

ビート作りはパソコンでもスマホでも可能です。

  • パソコンでは本格的なDAW(音楽制作ソフト)を使い、自由度の高い制作ができます。
  • スマホやタブレットなら、手軽にビート作りを体験でき、外出先でもアイデアを形にできます。

まずはスマホアプリで遊ぶように試してみるだけでも、リズム感や音作りの感覚をつかむことができます。
小さな成功体験を重ねることが、ビート作りを続けるコツです。

オーディオインターフェイス

オーディオインターフェイスは、音の入出力を行う機器で、マイク録音や外部音源の入力に必要です。宅録で録音する場合は、小型で手軽なモデルでも十分活用できます。
「最初から高価な機材を揃えなければ…」と不安になる必要はありません。まずは手軽に始められるものから挑戦しましょう。

DAW(音楽制作ソフト)

DAWはビート作りに欠かせないソフトで、ドラムやベースの打ち込み、メロディ・コードの入力、ミックスやエフェクト処理まで行えます。
代表的なソフトには以下があります。

  • FL Studio:直感的な操作でドラムやベースの打ち込みに強い
  • Ableton Live:リアルタイムでアレンジやループ制作が可能
  • GarageBand:初心者でも扱いやすく、Mac・iOSで手軽に始められる

まずは簡単なビートを打ち込んでみて、少しずつ操作に慣れることが大切です。
「完璧を目指すより、まず手を動かす」ことを意識すると、着実に自分のスキルが積み上がっていきます。

ビート作成の作業手順|初心者でもわかるステップ解説

ビート作成は、初心者でも順序を追って進めれば形にできる音楽制作の基本作業です。
「何から始めればいいかわからない…」という方も、このステップを参考にすれば、自分だけのリズムや音を作る楽しさを体感できます。
ここでは、リズム作りからメロディ作成まで、初心者向けのビート作成手順をわかりやすく解説します。

ステップ① リズム作りで曲の土台を作る

ビート作成の第一歩は、曲のテンポやグルーヴを決めるリズム作りです。
ドラムやパーカッションのパターンを打ち込む、もしくはループ素材を組み合わせることで、曲全体の骨格を作ります。
初心者の方は「完璧を目指す必要はない」と意識し、まずはリズムを作る楽しさを感じることが大切です。
この段階で「できた!」という感覚を味わうことで、次のステップへのモチベーションも高まります。

ステップ② ベース打ち込みでグルーヴを強化

リズムができたら、次はベースを重ねて曲に厚みを出します。
ベースはドラムのリズムに沿って低音を入れることで、曲全体のグルーヴや印象を引き締める役割を持っています。
初心者はシンプルなパターンから始め、リズムとのバランスを調整しながら、曲の魅力が増していく感覚を楽しむことがポイントです。

ステップ③ メロディ作成で曲に表情を加える

最後にメロディを加えることで、曲に表情や感情をつけます。
ドラムとベースを意識しながら、歌や楽器の旋律を組み合わせると、曲の完成度がぐっと高まります。
最初は短いフレーズや簡単な動きから始めると取り組みやすく、完成したビートを聞くことで自分の音楽が形になった喜びを実感できます。
ここまでのステップを踏むことで、初心者でも確実に「聴く側」から「作る側」への第一歩を踏み出せます。

ビート作りに使える無料・有料ツール紹介

ビート作りを始めるとき、「どのツールを使えばいいのか分からない…」という方は多いはずです。
パソコンやスマホ・タブレットには、初心者向けからプロ仕様まで幅広い無料・有料のツールがあります。
ここでは、初心者でもすぐに試せるおすすめツールを分かりやすく紹介します。
自分の制作スタイルや目的に合わせて選んでみてください。

パソコンで使えるビート作成ツール

パソコンでは、本格的なDAW(音楽制作ソフト)を使ったビート作成が可能です。
操作の自由度が高く、細かい音の編集やミックスまで行えるため、本格的な音楽制作を目指す方に最適です。
ここでは、無料・有料のおすすめツールを紹介します。

無料ツール

  • GarageBand(Mac)
    初心者でも扱いやすい直感的な操作性が特徴。ドラムやベースの打ち込み、簡単なエフェクト処理まで対応可能です。Mac・iOSユーザーなら、すぐに使い始められるのが魅力です。
  • Cakewalk by BandLab(Windows)
    プロ仕様のDAWが無料で利用可能。録音、打ち込み、ミキシングまで幅広く対応し、拡張プラグインも利用できます。
  • Tracktion T7(Windows/Mac)
    無料ながら高機能で、初心者から中級者まで幅広く利用可能。シンプルな操作でビート作りに集中できます。

無料ツールは機能が限定されることもありますが、まずは手を動かして音作りを楽しむことが第一歩です。

有料ツール

  • FL Studio(Windows/Mac)
    直感的なパターン編集でドラムやベースを簡単に作れるDAW。EDMやヒップホップの制作にも強く、プロも多く使用しています。
  • Ableton Live(Windows/Mac)
    リアルタイムでループ制作やアレンジが可能。ライブパフォーマンスにも対応しており、自由度が高いのが特徴です。
  • Logic Pro(Mac)
    GarageBandの上位版で、より高度な編集やミックス、音源ライブラリが充実。Macユーザーで本格的なビート作りをしたい方におすすめです。

有料ツールは操作や機能が豊富ですが、最初はトライアル版や体験版で操作感を確かめるのも良い方法です。

スマホ・タブレットで使えるビート作成アプリ

スマホやタブレットなら、手軽にビート作りを体験できます。
通勤・通学中や外出先でもアイデアを形にできるため、初心者や気軽に試したい方に最適です。ここでも、無料・有料アプリを分けて紹介します。

無料アプリ

  • GarageBand(iOS)
    とにかく手軽に始めたい初心者におすすめ。 Apple純正の無料ソフトで、直感的な操作が魅力です。
  • Groovebox(iOS)
    直感的な操作でビート作りに挑戦可能。EDMやヒップホップ系のサウンドが多く、初心者でも楽しく制作できます。
  • FL Studio Mobile(Android/iOS 無料版あり)
    パソコン版FL Studioの操作感をスマホでも再現。無料版でも基本的な打ち込みが可能で、外出先での制作に便利です。

有料アプリ

  • Beatmaker 3(iOS)
    高機能なサンプラーとシーケンサーを搭載。スマホでも本格的なビート制作が可能です。
  • FL Studio Mobile(Android/iOS 有料版)
    パソコン版のFL Studioに近い機能をスマホで利用可能。ドラム、ベース、メロディを本格的に打ち込めます。
  • KORG Gadget(iOS)
    多彩なシンセサイザーとドラムマシンを搭載。直感的な操作でプロ仕様のビートを作れます。

スマホアプリはタッチ操作で直感的にビート作りを体験できるのが魅力。
まずは無料アプリでリズムやサウンドの感覚をつかみ、慣れてきたら有料アプリに移行するのもおすすめです。

初心者向け|基本のビート構成パターン3選

ビート作りの魅力は、リズムパターン次第で楽曲の印象がガラッと変わることです。
ここでは、初心者でも作りやすく、さまざまなジャンルで応用できる基本のビート構成3パターンを紹介します。
それぞれの特徴や使われるジャンル、作るときのコツを理解しておくことで、曲作りの幅が一気に広がります。

① 4つ打ちビート(ポップ・EDM系)

「4つ打ちビート」は、もっともシンプルで汎用性の高いリズムパターンです。
1小節を4分割し、キック(バスドラム)をすべての拍に置くことで、一定のテンポ感とノリを生み出します。

▶ 特徴

  • キックが「ドン・ドン・ドン・ドン」と4拍すべてに鳴る
  • 安定したリズムで、聴いていて気持ちよく体が動く
  • EDM、ポップス、ダンスミュージックなど幅広く使われる

▶ コツ

  • キックの上にスネアを2拍目・4拍目に重ねると、よりポップでわかりやすいリズムに
  • ハイハットで8分や16分の刻みを加えると、疾走感や立体感が出る

🎧 代表的な曲例:Perfume「ポリリズム」/Daft Punk「One More Time」など

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② スウィングビート(R&B・ソウル系)

スウィングビートは、「跳ねる」リズム感が特徴のビートです。
ジャズやR&B、ソウルなどでよく使われ、聴くだけでグルーヴィーな雰囲気を感じられます。

▶ 特徴

  • ハイハットやリズムを「タッタ、タッタ」と三連符のノリで演奏
  • 機械的ではなく、自然に揺れるようなリズム感
  • メロウでリラックスした印象を与える

▶ コツ

  • DAWでハイハットのタイミングを少し後ろにずらす(=スウィング設定)
  • ベースやスネアも「揺らぎ」を持たせると全体のグルーヴが生まれる

🎧 代表的な曲例:宇多田ヒカル「First Love」/Bruno Mars「Versace On The Floor」など

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③ トラップビート(ヒップホップ系)

現代ヒップホップやポップスの定番とも言えるのがトラップビートです。
重低音のキックと高速ハイハットの刻み、そして広がりのあるスネアが特徴です。

▶ 特徴

  • BPM(テンポ)は70〜150前後が主流
  • ハイハットを16分・32分で細かく刻む
  • 808キック(電子ベース)が低音を支え、独特の重厚感を演出

▶ コツ

  • ハイハットにロール(連打)を入れてリズムに変化をつける
  • スネアを「裏拍」気味に置くと、ヒップホップらしいゆったりとしたノリに
  • ベースのピッチを滑らかに変化させると、よりトラップらしいサウンドに

🎧 代表的な曲例:Travis Scott「SICKO MODE」/BAD HOP「Highland」など

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どのビートも魅力的ですが、最初の一歩としては「4つ打ちビート」がおすすめです。
慣れてきたらスウィングやトラップなど、ジャンル特有のリズムを研究していくことで、自分だけのビートスタイルが見えてきます。

ビート作りで注意したい著作権とサンプルの使い方

ビートメイクを進めていくと、「他の曲のリズムを参考にしたい」「無料の素材を使ってみたい」と思うことがあるかもしれません。
ですが、ここで気をつけたいのが著作権やサンプリング素材のルールです。
知らずに他人の音源を使ってしまうと、思わぬトラブルにつながる可能性もあります。
初心者の方でも安心して創作を進められるように、サンプリングの基本ルールと自分のビートを守る方法をわかりやすく整理しました。

サンプリング素材のルール

ビートメイクでは、既存の音を切り取って新しい曲に組み込む「サンプリング」という手法がよく使われます。
ヒップホップなどでは表現の一部として広く浸透していますが、元の音源に著作権がある場合は許可なしで使えません。
素材の種類ごとにルールをまとめると、次のようになります。

素材の種類

内容

注意点・ポイント

市販曲の音源使用

CDや配信曲、YouTube音源などをそのまま使う

無断使用は著作権侵害。元ネタが特定出来る場合は使用NG。

無料サンプル素材

無料で配布されている音源素材

商用利用可否やクレジット表記義務を必ず確認。利用規約の読み落としに注意。

有料サンプルパック

購入して使うプロ向け素材

多くはロイヤリティフリー(商用利用可)。安心して使用可能。

自作音源・録音素材

自分で演奏・録音した音

著作権は自分に帰属。もっとも安全でオリジナリティが出せる。

「無料だから安心」とは限りません。必ず利用規約を確認し、「商用利用OK」かどうかをチェックしておきましょう。

おすすめのサンプルサイト:

  • Splice(スプライス):プロも使用。高品質で商用利用可
  • Loopcloud(ループクラウド):ジャンル別に探しやすい
  • LANDR Samples:初心者でも扱いやすく、著作権も明確

オリジナルビートを守るには?

自分が作ったビートを、他の人に無断で使われないようにすることも大切です。
投稿や配信を始める前に、以下のような対策をしておくと安心です。

自分のビートを守るためのチェックリスト

対策

内容

効果・目的

著作データを保存する

制作日時が分かるファイルを残す。

著作物の証拠として有効

著作権管理サービスに登録

JASRAC / NexToneなど

作品の保護と収益化をサポート

投稿時にクレジット表記を入れる

Youtube・SoundCloudなど

自分の作品であることを明示

ダウンロード制限を設定する

SNSや配信サイトでの共有時

不正利用や盗作の防止

著作権を理解しておくことは、「自由に表現するための準備」です。
ルールを守ることで、あなたの作品は正しく評価され、信頼できるアーティストとしての第一歩を踏み出せます。

まとめ|まずは「1曲分のビート」を完成させてみよう

ビート作りや音楽制作を始めたばかりのうちは、「うまくできない…」と感じることもあるかもしれません。でも、ビートメイクの第一歩は、完璧を目指すことではなく、“1曲分のビートを完成させる”ことです。

シンプルなリズムを組み、ベースやメロディを少しずつ重ねていくうちに、あなたのサウンドが形になっていきます。完成したビートを聴き返すと、「次はこうしてみよう」と改善のアイデアが自然に生まれるはず。
その繰り返しが、あなたの音楽の個性を育てていきます。

焦らず一歩ずつ、ビートを“作る楽しさ”を感じながら進めていきましょう。

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