バンドを始めたばかりの初心者にとって、「どの曲をコピーすればいいのか迷う」という悩みはよくあります。いきなり難しい曲を選んで挫折したり、パートごとの難易度差で練習が進まなかったりすることも少なくありません。
そこで本記事では、初心者でも安心してコピーできる簡単な曲10選を、パート別の難易度や選び方のポイントとあわせて紹介します。この記事を読めば、自分に合った曲を迷わず選び、最短で1曲を完成させる方法がわかります。
初心者バンドが曲選びで失敗しないために
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バンドを始めたばかりの初心者にとって、どの曲をコピーするか迷うのはよくある悩みです。せっかく練習を始めても、「ボーカルが歌いにくい」「ギターやベースが複雑すぎる」「ドラムのリズムが難しい」といった理由で挫折してしまうことがあります。
ここでは、失敗しないためのポイントをパート別に解説します。
ボーカル視点での曲の選び方
ボーカルは、自分の声に合った音域の曲を選ぶことが大切です。高すぎるメロディは歌いにくく、演奏中に声がつぶれてしまうこともあります。低音域〜中音域で歌いやすい曲を選ぶことで、練習中も負担が少なく、歌う楽しさを実感できます。
ポイント
- 音域が広すぎない曲を選ぶ
- 繰り返しメロディやシンプルなフレーズが多い曲は歌いやすい
ギター・ベース視点での曲の選び方
ギターやベースは、パワーコード中心や簡単なアルペジオの曲を選ぶのがコツです。複雑なフレーズやコード進行が多い曲は、コピーに時間がかかり、練習が長続きしません。
ポイント
- コードチェンジが少ない、リフやパターンが繰り返し多めの曲を選ぶ
- TAB譜や演奏動画がある曲を選ぶと自宅練習もスムーズ
ドラム視点での曲の選び方
ドラムは16ビートや変拍子が多い曲だと初心者には難易度が高めです。最初は8ビート中心の曲を選び、簡単なフィルから練習するとバンド全体でリズムをそろえやすくなります。
ポイント
- 8ビート主体の曲を選ぶ
- フィルは簡単なものから練習して徐々にステップアップ
曲の長さ・テンポ・資料の有無
長すぎる曲や速すぎるテンポは途中で練習が嫌になりやすいです。また、TAB譜や解説動画が揃っているかも確認しましょう。情報が十分にある曲を選ぶことで、独学でも練習が進めやすくなります。
ポイント
- 3〜4分程度、BPM140以下を目安に選ぶ
- TAB譜や解説動画がある曲を選ぶ
これらのポイントを押さえて曲を選べば、パートごとの難易度や練習しやすさを意識した効率的な練習が可能です。初心者バンドでも、1曲完成までの道のりをスムーズに進められます。
初心者でも弾きやすい!簡単な曲10選
初心者バンドが1曲目に選ぶなら、演奏の難易度や参考資料の有無を意識することが大切です。ここでは、最近の曲と定番邦ロックから、初心者でも弾きやすい曲を8曲ピックアップしました。
最近の曲
分かってないよ – WurtS
- ギター:シンプルなコード進行で覚えやすい
- ドラム:8ビート中心で安定しやすい
ポイント:YouTubeにTAB譜・初心者向け演奏動画が多く、バンド初心者でも練習しやすい
アボカド – yonige
- ギター:パワーコード中心、複雑なアルペジオ少なめ
- ドラム:16ビートはあるが、フィルが控えめで初心者でも対応しやすい
ポイント:パート別解説動画がYouTubeに多数あり、個人練習と全体練習の両方で使いやすい
怪獣の花唄 – Vaundy
- ギター:繰り返しのコード進行が中心なので覚えやすい
- ベース/ドラム:ゆったりとした構成が多く、初心者でも無理なく演奏可能
ポイント:カバーや演奏動画が非常に多く、練習リソースに困らない
拝啓、少年よ – Hump Back
- ギター:コード主体でアルペジオが少なく初心者向き
- ベース:ルート弾き中心で安定感があり、簡単に合わせられる
ポイント:文化祭や初ライブにぴったりな雰囲気。バンドでのコピーもしやすい
定番・鉄板の邦ロック
小さな恋のうた – MONGOL800
- ギター/ベース:パワーコード+ルート弾きが中心でシンプル
- ドラム:安定した8ビートで演奏しやすい
ポイント:超定番曲で認知度が高く、観客ウケも良いためバンド初心者に最適
リライト – ASIAN KUNG‑FU GENERATION
- ギター:リフ+コード進行がわかりやすく練習しやすい
- ドラム/ベース:バンドサウンドに慣れるのにちょうどいい構成
ポイント:ロックバンドらしさを味わえるが、難しすぎず演奏の勉強になる
天体観測 – BUMP OF CHICKEN
- ギター/ベース:繰り返しフレーズが多く覚えやすい
- ドラム:リズムが単純で初心者でも安定して叩ける
ポイント:バンド練習の定番として実践力がつきやすい
シルエット – KANA‑BOON
- ギター:キャッチーなコード進行で弾きやすい
- ベース/ドラム:全体がリズムよくまとまっていて初心者にも親切
ポイント:文化祭やライブでよく使われる、盛り上がる定番曲
ここで紹介した8曲は、パートごとの難易度や参考資料の有無を考慮して選んだ曲ばかりです。初心者でも無理なくコピーできるので、最初の1曲目として取り組むのに最適です。
初心者バンドが短期間で曲を仕上げる練習法
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バンド初心者が曲を短期間で完成させるためには、まず個人練習でパートごとの基礎を固めることが大切です。各自でギターやベース、ドラムのリズムやフレーズをしっかり覚えてから合わせ練習に入ると、効率が格段に上がります。
個人練 → 合わせ練の黄金パターン
練習の流れの一例は次の通りです。
- 各パートのフレーズをTAB譜や演奏動画で確認
- ゆっくりテンポで繰り返し練習
- リズムやコードが安定してきたらバンドで合わせ練習
- 少しずつテンポを上げて曲全体を通す
ポイントは、最初から全員で合わせるのではなく、個人練で確実に弾ける状態を作ること。これだけで、練習効率が大幅にアップし、短期間で曲を仕上げやすくなります。
YouTube動画・TAB譜を最大限活用する
初心者にとって、参考資料は練習効率を大きく左右します。YouTubeのパート別演奏動画やTAB譜を活用すれば、自己流で悩む時間を減らし、正しいフォームやフレーズを早く身につけることができます。
活用のコツは次の通りです。
- ギター・ベース・ドラムのパート別動画を確認する
- スロー再生機能を使って細かい動きをチェックする
- TAB譜と動画を照らし合わせて正確性を確認する
これにより、個人練で曲を完全に覚えた状態で合わせ練に入れるため、短期間で曲を仕上げる効率が格段に上がります。
まとめ|コピーは上達への最短ルート
初心者バンドが短期間で曲を完成させるためには、まずパートごとの難易度や練習しやすさを意識して曲を選ぶことが重要です。その上で、個人練で基礎を固めてから合わせ練習に移る「個人練 → 合わせ練」の黄金パターンを取り入れることで、効率よく曲を仕上げられます。
さらに、YouTube動画やTAB譜などの参考資料を活用すれば、自己流で悩む時間を減らし、正しいフォームやフレーズを早く身につけられます。これらを組み合わせることで、初心者バンドでも短期間で1曲を完成させることが可能です。
コピーを通じて曲を演奏する経験は、単に1曲を覚えるだけでなく、演奏の基礎力やバンド全体の息の合わせ方、音楽的な感覚を身につける最短ルートでもあります。まずは簡単な曲から始めて成功体験を積むことで、自然と次の曲への挑戦意欲も高まります。
バンド活動の楽しさを実感しながら、コピーでしっかり経験を積むことが、上達への一番の近道です。

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