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ライブで発生するリフトとは?上手くやる方法、マナーを解説

NORDIO 編集部
NORDIO 編集部
音楽ライブ
2025.10.27
NORDIO 編集部

ライブハウスや野外フェスなどの一部の音楽イベントでは、観客が他の観客の肩や背中に乗って一時的に高くなる「リフト」という行為が発生することがあります。これは一体感を高めるパフォーマンスの一つですが、安全面やマナーについて知っておくべき点が多くあります。本記事では、リフトの基本的な解説から、実際にリフトを行う際の方法、そして最も重要な注意点やマナーについて詳しく説明します。

また、こちらの記事はリフトを推奨するものではありません。ライブではルールやマナーを守り周囲の人やアーティストに配慮しながら楽しむことを心がけましょう。

リフトとは?

ライブにおける「リフト」とは、肩車のように観客の一人が別の観客の肩や背中に乗り上げる行為を指します。持ち上げる側と乗る側の協力によって成立し、会場の一体感や興奮を象徴するパフォーマンスとなることがあります。

同じライブ中の楽しみ方として、モッシュやダイブがあります。これらは、ライブの満足感を高める行動である一方、危険を伴うものでもあります。リフトも同様であり、十分注意してライブを楽しむ必要があります。

モッシュやダイブとは?

上述のように、リフトと同様にライブハウスなどで発生する行為として、「モッシュ」や「ダイブ」があります。モッシュは、観客同士がぶつかり合いながら踊る行為で、激しい音楽に合わせて身体をぶつけ合うことで興奮を共有します。一方、ダイブは、観客がステージ前やフロアで人の上に飛び乗ったり、観客の頭上を流れたりする行為で、「クラウドサーフ」とも呼ばれます。

▼モッシュやダイブについて詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください

最近増えている立ちリフトとは?

「立ちリフト」とは、通常のリフトが肩車のような姿勢になるのと比較して、人の肩の上などに完全に「立ち上がる」行為を指します。こちらは通常のリフトと比較して危険度が高いものとなっています。

ここ数年、ライブでも通常のリフトだけでなく立ちリフトが増えてきています。これによって、周囲の観客の負担も増えますし、目の前のアーティストが見えなくなってしまいます。これに対して苦言を呈するアーティストや、他の観客からの不満も多く見られます。自分だけが楽しむのではなく、アーティストや周囲の観客への配慮を第一に考えるようにしましょう。

リフトのやり方

1. 前の人の肩をたたく

リフトは必ず、他の観客の同意を得てから行うのが大原則です。リフトしたいと思ったら、まず近くにいる(特に肩を貸してくれそうな)人の肩を軽くたたき、リフトに乗っても大丈夫かアイコンタクトやジェスチャーで意思表示をします。決して無言で勝手に乗り上げようとしてはいけません。

2. 同意を得られたらジャンプして人の上に乗る

相手がリフトを許可してくれたら、勢いよくジャンプして肩や背中に両足を乗せます。この際、相手に体重をかけすぎないように体幹を使ってバランスを取り、なるべく短時間で済ませるのがマナーです。特に、踏み台になってくれる人の顔や首、頭などに足が当たらないよう細心の注意を払う必要があります。

3. 状況に応じて、降りるかそのままダイブする

リフトに乗った後は、曲の盛り上がりやアーティストの指示、周囲の状況に応じて行動します。そのままダイブ(クラウドサーフ)の流れに乗る場合もありますが、ダイブが禁止されている会場では、曲の区切りなどで速やかに肩から降りることが求められます。降りる際も、踏み台になってくれた人や周囲に感謝の意を示し、スムーズに着地するよう心がけましょう。

リフトを行うときの注意点、マナー

疑問符とRULESという文字が描いてある画像

上に述べてきた通り、リフトは危険を伴うものであり、自身だけでなく周囲の人々も怪我のリスクに巻き込むものです。以下で紹介するマナーを守るようにしましょう。

リフトをする客はうざい?リフトに対する不満

リフトは盛り上がる行為である一方、多くの観客から不満の対象となることがあります。XなどのSNSで「リフトする客うざい」などのシビアな意見もよく見られます。

不満の主な原因は、視界を遮られること、足が頭や身体に当たる危険があること、そして何より会場のルールや安全性を無視した行為と見なされることです。特に、許可なく行われたりするリフトはトラブルの元になるため細心の注意が必要です。

事前に知らせる(勝手に人の上に乗らない)

リフトを行う際のマナーで最も重要なのは、「事前に知らせ、同意を得る」ことです。ライブは皆で楽しむ場であり、特定の人が勝手に他人の身体を道具のように使うことは許されません。アイコンタクト、ジェスチャー、あるいは簡単な声がけで、相手の同意を必ず確認してください。無言で他人の肩に飛び乗る行為は、相手への敬意を欠く重大なマナー違反です。

乗ったあとは身体を揺らしすぎない

リフトで肩に乗った際は、バランスを崩して自分だけでなく、踏み台になってくれた人や周囲の人を怪我させるリスクがあります。興奮しても、必要以上に身体を揺らしたり、飛び跳ねたりするのは避けましょう。安定した姿勢を保ち、周囲の観客の安全に配慮しつつ、短時間で楽しむことが鉄則です。

アーティストの意見を尊重する

リフトやダイブなどの行為は、アーティストや主催者側によってルールが設けられています。会場によっては、アーティスト自身がMCなどで「やめてほしい」「禁止」と明確に伝えている場合もあります。安全性を最優先するアーティストや会場の意向は、観客として最も尊重すべきマナーです。

以下は、SiMのMAHさんが投稿した内容です。このようにアーティスト自身がその行為の危険さに対して苦言を呈する場合もあります。その危険さから好まないアーティストも多くいるということを認識しておきましょう。

【おねがい】
DPF終わって早々恐縮ですが

今後SiMのライブと主催イベントでは
『人の上に立つリフト』
はナシでお願いします。

大きな事故が起こる前に、
これ以上流行るのを止めたい。…

— MAH (@MAHfromSiM) July 1, 2025

ライブでリフトが発生しやすいアーティスト、曲は?

リフトやダイブといったフロアでの激しい行為は、主にラウドロック、ミクスチャー、パンク、ハードコアなどの激しいジャンルを演奏するアーティストのライブで発生しやすい傾向にあります。特に、疾走感のある曲や、サビでフロアの熱気が最高潮に達するような曲で起こりやすいです。下で紹介している3曲はライブ現場でリフトが発生しやすく、Youtubeのライブ映像でリフトの様子が映っています。特にMake A Wishの映像の1:58あたりがわかりやすいのでご覧ください。

何曲かリフトが発生しやすい曲を紹介しますが、これは決してリフトを推奨するものではありません。

Make A Wish - ELLEGARDN

YouTube thumbnail

Buster call - 04 Limited Sazabys

YouTube thumbnail

River - 10-FEET

YouTube thumbnail


まとめ

いかがでしたでしょうか。ライブにおけるリフトは、興奮と一体感を高めるパフォーマンスの一部となり得ますが、常に危険と隣り合わせの行為です。リフトを行う際は、必ず「事前に同意を得る」「周囲の安全に配慮する」「短時間で済ませる」という最低限のマナーとルールを守る必要があります。しかし、多くの会場で禁止行為となっている現状を認識し、アーティストや主催者の安全に関する意向を尊重することが、何よりも大切です。また、こちらの記事は、リフトについて詳しく解説しましたが、決してライブ会場でリフトを推奨するものではありません。全ての人にとって安全で楽しいライブ空間を維持するため、個人の行動には責任を持つようにしましょう。

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